IT活用インタビュー | |
2007/9 |
「第18回優秀板金製品技能フェア」で 厚生労働大臣賞・金賞受賞 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
繊維機械部品、刺繍ミシン部品、工作機械、コンピュータ部品や各種機器類のカバーを製作するミワインテックの三輪慎一郎社長が長男、ミワレーザーの三輪智之社長が次男と兄弟でそれぞれ独立した企業を経営する。 |
||
村田機械の協力会社として | ||
|
||
レーザー加工機との出会い | ||
工機を買い取り、その担当者ということで入社してもらった。それがミワレーザーの創業につながった。 「立ち上げる際には、私がプログラムの出来る担当者と一緒に乗り込んで行ったのですが、当時の機械は古くて調子が悪く、昼間は機械の修理で一日潰すような状態で仕事は夜しか出来ず、挙句に納期に余裕が無く夜を徹して仕上げ、翌朝納品するという毎日でした。寝る間も惜しんで車中で仮眠を取り、空腹の時には夜食のおにぎりで凌ぐという、時間的にも体力的にも大変な毎日でした。こんな状態が2 年くらい続いて、これでは身体が参ってしまうと思い、村田機械のパンチレーザー加工機HL-700を2台導入しました。」と三輪会長は語る。 |
||
新社屋、新社名 | ||
設備について1980 年ころからアマダのベンディングマシンRG100、80 を導入、1996年にはASIS100PCL、1999年にはネットワーク対応型のベンディングマシンFBDV -1253NT とアマダ製のレーザーマシン、LC-2412B3NT、2003年以降はネットワーク対応自働プロAP100JWL、 AP100CHGなどネットワーク関係にも手厚い設備を導入していった。2005 年にYAG レーザーYML-500P、18、19年にはインフラサポートサービスを導入した。アマダ以外の設備としては三菱電機製のレーザー加工機ML3015HV、自動プログラミング装置としてCADMAC、村田機械製のCAMPATH2000 も活用している。 CADMAC は同社とミワレーザーに1 台ずつ設置して村田製複合機専用に使い、データはCADMAC 本体内で管理、データの受け渡しは社内ではフロッピーを使用、ミワレーザーのマシンにもフロッピーを介している。AP100 は社内に2 台、ミワレーザーに1 台あり、受注すれば同社でプログラムを組みSDD にいったん溜められる。ミワレーザーで受注するとそのままプログラムを作成してVPN で同社のSDD に送られてくる。ネスティングは両社にWinNEST があり、それぞれが必要な時にSDD から部品データを呼び出してネスティングする。 「工場内ネットワーク(LAN)は勿論のこと、ミワレーザーとはインターネットを利用した専用線(VPN)でネットワーク化されています。生産管理サーバーや加工情報サーバー、ASIS100PCL;SDD(Sheet metal Digital on Demand)を導入し、社内をはじめ、距離の離れたミワレーザーとも受注情報(生産管理情報・図面等)や加工情報(展開図・プログラムデータ・立体姿図等)を共有化して距離と時間の合理化を可能にした。 「デジタル化された近代的な板金工場を目指してデータ化を進めれば進めるほど心配になるのが、サーバーが壊れると工場が、いや会社が止まってしまうのではないかという不安。アマダさんと付き合っていて良かったと思った点はサーバーが壊れた時にアマダのコールセンターに連絡をするとインターネットを介して最短の時間で壊れたサーバーを代行するサーバーを変更してくれる“代行サーバー”です。システムが故障や停止した時に、アマダのコールセンターへ連絡をするとインターネットを介して当社のシステムに入ってきて最短時間でインストール等の修理を完了してくれる“インフラサポートサービス”です。当社も“代行サーバー”についてはまだお世話になったことはありませんが、“インフラサポートサービス”については過去に数回ほど助けられた経験があります。現在は大変安心をしてネットワークを活用しています」。 |
||
「第18回優秀板金製品技能フェア」で厚生労働大臣賞・金賞 | ||
1999年にISO9002 の認証を取得、2003 年に三輪慎一郎社長が誕生、4 年の経験を経てホームページの掲出。 生産情報や加工情報を安心して活用するために、アマダに提供するインフラサポート、代行サーバーなどを活用することで、得意先に迷惑をかけない、顧客満足度を実現する企業として成長するために意欲的になろうとしている。 受賞製品の詳細はこちらから |
||
その他の記事 Sheetmetal&digital-bankin.com はこちらからご覧下さい。 | ||