サンプル加工事例
[アマダの提案]
@隙間の広い継ぎ手に対する溶接性の向上について
 YAGレーザー溶接はビードが細く、ギャップ(溶接部の隙間)が大きいと溶接ができません。しかし、これを改善する手段としてビームウィービングフィラー溶接があります。フィラーだけですとビードとフィラーの幅が近いためフィラーが隙間からずれてしまうミスが発生しやすいですが、ビームウィービングと併用することにより溶接の安定性を向上させ、広いビードで溶接することができるため、溶接線ズレにも対応することができます。
ビームウィービングなしの
フィラー溶接
ビームウィービング有りの
フィラー溶接
A ビームウィービングについて
ウィービングとは、ビード幅を太くするために溶接線を意図的にぶれさせる溶接方法です。ウィービングにはロボットによる方法(ロボットウィービング)と光学的に行う方法(ビームウィービング)とがあります。ロボットウィービングはロボットの標準機能ですが、パラメータの設定などが繁雑で多少扱いにくさがあります。それに対し、ビームウィービングはオン・オフのみの設定で使用できるため、ティーチングも容易に行うことができるというメリットが有ります。

ウィービング模式図
B商品提案
・フィラーワイヤー供給装置とビームウィービングは、YLR1500Uにてオプション対応できます。
   

溶接加工例
サンプル全体 溶接部