2018年5月24日(木)に秋田駅前に位置する秋田ビューホテルにおいて、第11回定期総会が行われました。初めて秋田の地で開催された総会の様子をご報告いたします。
2018年4月に、青森から2社のお客さまがご入会されました。青森県青森市の有限会社新川金属工業様、青森県八戸市の旭光通信システム株式会社 八戸事業所様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
第1部 定期総会
会長の挨拶 会長 高橋 政智 様
皆さまこんにちは。ようこそ秋田の地へ!
というのは私が言うことではありませんが、今回秋田での開催にあたり、総会の段取りをしていただきました高瀬電設の上野社長、大変ご苦労様でした。おかげさまで秋田の地に来ることができました。
まずは月末のお忙しい中、多数のご出席を賜りましてありがとうございます。特にも秋田県産業労働部 雇用労働政策課 課長 田中様、職業能力開発協会 専務理事 成田様のご臨席を賜り、熱く御礼申し上げます。
本日秋田は快晴です。秋田での総会を祝ってくれているのかなと思いながらこの地に参りました。
私ども「北東北シートメタル工業会」に名称を変えてから3回目の総会になります。当初岩手県シートメタル工業会 24社のスタートから、現在では54社とずいぶん大きくなってきました。
工業会の役割はなんだってでしょうか?
まずは、会社間の情報交換をしながら、そして技能向上を図って従業員のレベルを上げ、地域経済の発展に寄与するということだと思います。そういう意味では、とても大きな工業会に育ってきたと思います。秋田、青森、岩手という3県の皆さまが更に近隣工業会とも連携を取りながら、東北の地の仕事拡大していきましょう。
さて、今騒がれている「働き方改革」という動きがあります。働き方改革は何なのか、一番言われているのが残業時間、就業時間を減らすということ、更に、有給休暇も5年持ち越せるような話も出ています。となると、100日有休が取れるということもあるかもしれません。働く方々にとっては非常にいいことだと思っています。ただ少し厳しいのが、経営側からすると働く時間は少なくなり、値段が上がらないとなると、会社の経営も非常に厳しくなるということも含めながら、従業員会社側が両者Win-Winの関係になれるように、そしてお客さまにも少し値段を上げていただき、更に経済が回るようになってくればいいなと思っております。
本日の総会は技能検定の表彰式も含めながら、盛りだくさんの議題があると思います。スムーズな進行をお願いするとともに、初めて会う方もいらっしゃると思いますので、総会や懇親会の中で知り合いになりながら、お互いに力と力を合わせていく工業会にしていきたいと思いますので、会の発展のために様々なご意見をいただければと思います。ぜひ皆さまよろしくお願いいたします。
第11回 総会議事
- 平成29年度 事業報告
- 平成29年度 収支決算報告
- 平成29年度 積立金予算報告
- 平成29年度 入会金予算報告
- 平成30年度 事業計画(案)
- 平成30年度 予算(案)
- 平成30年度 積立金予算(案)
- 平成30年度 入会金予算(案)
- ピンバッジ感謝状贈呈
- 平成29年度 技能検定合格者表彰式
事業計画で毎年ボーリング大会を企画しておりますが、人が集まらず開催を見送ることが多いです。会員企業同士のコミュニケーションとして、どのようなイベントがあるとよいか、会社の中で話し合っていただきたい。次回の役員会で検討していと思います。
ピンバッジ感謝状贈呈
受付で皆さんにピンバッジをお渡ししました。株式会社佐原様にガラス工芸で作っていただき、快くプレゼントしていただきましたので、感謝の品を贈呈いたします。バッジはネクタイピンにもなるもので、3県が1つの輪になるという意味のあるデザインです。集まりがあるときにはつけていただけるといいなと思います。本当にありがとうございました。
株式会社佐原 執行役員 製造本部長 田中 義之 様
感謝の品をいただき、ありがとうございます。
青森のシンボルカラー「モスグリーン」、秋田のシンボルカラー「エンジ」、岩手のシンボルカラー「青」と中心に事務局があるイメージのデザインをさせていただきました。今回会長より皆さんにつけていただき、更に団結できるようにとの想いに賛同し、作りました。ピンバッジが1つのきっかけとして、3県が団結していければと思います。
クリスタルカットが施されたバッジはライトに当たると光が反射し、美しく輝きます。皆さまが襟元にバッジを付けて頂いていたので、会場ではキラキラとした美しい光彩を放っておりました。株式会社佐原様、ありがとうございました。
平成29年度 技能検定合格者表彰式
29年度は18名の技能士の方が誕生いたしました。
合格された方は、会社で同僚や部下を教育して、更に技能士を増やしていただき、多くの技能士を誕生させていただきたいと思います。また、上司の方は合格者の方にお祝いをしてあげてください。
■技能検定とは■
技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。(技能検定ポータルサイトより)
技能検定は、検定職種ごとに、特級・1級・2級・3級に区分され、職種によっては単一等級により、実技試験・学科試験を県知事の委任を受けて、職業能力開発協会が行います。
技能検定に合格した者には、特級・1級および単一等級の場合は労働大臣の、また2級・3級の場合は、県知事の合格証書が交付されます。
■工業会のサポート■
技能検定を受検される会員の方への支援の一環として、アマダスクールの講師をお招きし、3回の学科講習と1回の実技講習を行いました。
実技試験の会場は、当会の副会長 株式会社ナガソノ様、秋田支部長 株式会社高瀬電設様に会場をご提供いただき、機械板金作業および数値制御タレットパンチプレス板金作業の試験が実施されました。
■合格企業一覧■
合格者代表の挨拶
数値制御タレットパンチプレス板金作業 1級技能士 実技優秀賞 銀賞 株式会社共栄テック 澤田 直孝 様
この度は、1級そして銀賞を取ることができ、とてもうれしく思います。
5年前は2級に合格したのですが、賞を取ることができず、悔しい思いをしました。今回はリベンジすることができ、よかったと思っています。これも日々指導してくださった社長、先輩方のおかげだと思います。
また、事前講習を開いて頂いた北東北シートメタル工業会ならびにアマダ様の協力があったからそこの結果だと思っています。その節はお世話になりました。
この合格を機に、更にこの道を究め、仕事に活かしていきたいと思います。本日はこのような場を作っていただき、ありがとうございました。
第2部 講演会の様子
演題:『北東北を笑いで元気に!コミュニケーションが大事』
講師:放送作家 元祖 爆笑王 様
爆笑王様プロフィール
1964年秋田県能代市に生まれ、大学時代には日本大学芸術学部を卒業。大学時代には落語研究会に所属し、江戸弁を習得。卒業後、高田文夫の弟子として放送作家の仕事をし、卒業と同時に数々のテレビやラジオ番組を担当され、フジテレビの長寿番組「めちゃ×2 イケてるッ!」や「爆笑レッドカーペット」など数多くのテレビ・ラジオのバラエティ系のレギュラー番組や特番を手掛ける他、お笑いの学校や大手プロダクションの講師なども務める。秋田でお笑い関係をしている奴がいるという話題になり、2013年には男鹿市観光大使、秋田県PRメディアプロデューサー、2018年には、秋田市観光PRアドバイザーに就任。
講演会では、話をするときの会話が続くためのコメント方法やコミュニケーションに必要な5つの「C」、初めての方と会話が終わらないようにするための方法などを話していただきました。
芸能界事情なども交えながら、軽快なお話をしていただいたので、時間はあっという間に経ってしまいました。
■阿部総務部会長より
本日は、楽しいお話、前向きになれるお話をありがとうございました。
先週日曜日に岩手で爆笑王様が出演されているイベントのニュースを見て、この方が来週講演会してくださる方だと思い、楽しみにして参りました。本当に本日はありがとうございました。
■高橋会長お礼の言葉
マシンガントークで素晴らしいお話をありがとうございました。
「5C」にあった最後の「Change(変わる)」ということを人は結構嫌がります。従来通りのことをやりたがりますが、「Change」は必要だと感じました。私どもの仕事にも十分役に立つお話だったと思います。
本日は懇親会にも出席いただけるということですので、先ほど聞いた会話が終わらないようにする方法を実践していただければと思います。
また、PRしていただきましたので、会社で芸人の方を派遣していただけるといいなと思いながら、楽しく聞かせていただき、大変参考になりました。ありがとうございました。
第3部 懇親会の様子
会長のご挨拶 会長 髙橋 政智 様
大変お待たせいたしました。
総会も無事にスムーズに質問もほとんどなく終了することができました。皆さまの議事進行誠にありがとうございました。できれば来年は質問を出していただけると、活気と緊張感のある総会になるかと思います。
技能検定合格された方々、大変おめでとうございます。日頃のご精進の賜物だと思います。
爆笑王様、ご講演ありがとうございました。コミュニケーションが大事とおっしゃいました。懇親会ではお酒も入って、いろんな語らいをして、コミュニケーションを取っていただき、和気あいあいとしながら秋田での初めての総会を楽しめればいいかなと思います。
株式会社アマダの村下執行役員、佐藤支店長にもご臨席を賜り誠にありがとうございます。
爆笑王様を通じて芸人さんなどを会社のイベントなどに呼んでいただくと、より楽しい会社の催しができるのではないかと思います。
それでは秋田の夜を楽しみましょう!
ご来賓ご挨拶 株式会社アマダ 執行役員 村下 明 様
第11回の歴史を数えます北東北シートメタル工業会定期総会が、今年は18名の新しい技能士と共に滞りなく、かつ厳粛に執り行われましたことをお慶び申し上げます。
また、日ごろは工業会の活動を通じまして、北東北の技術の向上、業界の発展にご尽力いただきますこと、重ねて株式会社アマダに対しまして格別なるご高配を賜りますことを、高い席からではございますが、厚く御礼申し上げます。
会長のご挨拶の中で、働き方改革というお話がございました。どの工業会でもやはり皆さま「働き方改革」というキーワードに対し、実際何をすればわからないというお客さまが非常に多いです。
考えられていることの1つ目は女性の活用です。今回も女性技能士の方が新たに誕生されました。女性を活用していただくということで、アマダも女性に優しい機械、女性に優しい作業をもっともっと追及していかなければならないということが1つ目。
2つ目はオートメーション、自動化です。北東北のお客さまの自動化率高く設備を導入頂いております。高い機械なのでもっと使っていただいて生産性を上げていただくということの中で、4月から新所長となりました小清水はアマダの中でも自動化ということにおいて力を持っている営業マンだと思っております。どう運用するか、どう使ったらもっと生産性が上がるかというノウハウを彼はかなり持っていますので、そういう部分で小清水をうまく使っていただきたいです。
3つ目は、多くのお客さまからお話をいただく「うちの機械はもっと動くはずなのだけど」ということの取り組みです。爆笑王様が何かを進める時は他番組の視聴率、動向などの数字を見るとおっしゃっていました。お客さまのお仕事では、レーザなら光が出ている時間、ベンダーなら曲げている時間、そのような生産している数字を見える化するしくみを5月にリリースいたしました。簡単な箱を導入していただき、今ある機械につないでいただくことで、数字を見てモノづくりの改革をしていただけるしくみを「V-factory」という名称のもと、5月から正式にリリースをさせていただきましたので、ぜひ伊勢原の展示場でご覧いただき、モノづくり、また経営の一助にしていただければと思います。
結びになりますが、北東北シートメタル工業会の会員企業さまの益々のご発展と、ご繁栄を祈念いたしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。
乾杯 青森支部 支部長 勝又 祐人 様
総会、講演会と長時間お疲れ様です。
先ほど総会の中で、会長もお話しされていましたが、前身の「岩手県シートメタル工業会」に秋田県、そして青森県を仲間に入れていただきまして、この北東北シートメタル工業会という会ができました。
今回のように秋田で総会を行うのは、小さな1歩ではありますが、私には大きなことを成し遂げたという感じがします。
これを機に、この会がもっと親密になれればいいなと思いますし、3県の皆さまが手を取りながらこの北東北シートメタル工業会を発展させていただきたいなと感じました。
北東北シートメタル工業会が益々発展しますことを、そして皆さまの企業が商売繁盛で今年も終わられますことを祈念しまして、乾杯!
中締め 秋田支部 支部長 上野 定之 様
本日は、岩手、青森から来ていただきまして、誠にありがとうございます。
来年は青森ということになると思いますが、今年の事業計画にはねぶた祭も含まれておりますので、そちらも含めて楽しみにしたいなと思っております。
まだまだ秋田県を満喫できていないと思いますが、この後、新田副支部長がチョイスしていただいた2次会で秋田をお楽しみいただけると思います。
北東北シートメタル工業会の益々の発展と、本日ご列席の皆さま方の会社のご繁栄、皆さまのご健勝を祈念いたしまして、3本締めさせていただきます。
会場に大きく響き渡る威勢の良い3本締めで締めていただきました。
総会の厳粛な雰囲気とは一転、懇親会では笑顔の絶えない楽しい秋田の夜となりました。
ご参加いただきました会員さまには、この場をお借りして御礼を申し上げます。
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