曲げ金型使用上の注意とお願い
警告:この金型の使用前には、プレス・ブレーキの取扱説明書をよく読み、説明書の指示にしたがって金型をご使用ください。以下の注意事項を守らない場合金型が割れて飛散し、人身事故が発生する危険があります。
- 作業前には、金型の点検をしてください。金型の一部が欠損していたり、割れが見つかった場合には、即座に使用をおやめください。
- 金型の交換時は、まず“芯出し”をし、その後NC付きの機械は、原点出しをしてください。
- 金型に表示されている耐圧は、単位長さ当りの荷重です。金型の使用できる最大荷重は、金型に表示されている「耐圧×加圧部長さ」です。金型の使用できる最大荷重以上の力をかけると金型が割れて飛散することがあり、非常に危険です。
- 2Vダイを使用の場合、破損した時の安全性を考慮して、使用するV溝は必ず“後ろ側”にしてご使用ください。(但し、金型の使用できる最大荷重以上の荷重をかけた場合、後ろ側に飛散する危険性があります。)
- 標準ALD金型でSPH材を曲げると金型表面に酸化スケールが溶着し易くなりますので、定期的に清掃を行ってください。 尚、SPH材の板厚を曲げる場合は、AX金型(ステンレス・厚板専用ダイ)をご利用ください。
金型に表示されている耐圧は、パンチとダイで異なる場合があります。
低い方の耐圧で使用できる最大荷重を求めて ください。
計算例) 金型に表示されている耐圧刻印:
ALLOWABLE TONNAGE MAX:1000kN/m(30TON/FOOT)の場合
※加圧部長さが0.5mの時は1000kN/m×0.5m=500kNが金型の使用できる最大荷重となります。
※加圧部長さが0.5FOOTの時は、30TON/FOOT×0.5FOOT=15TONが金型の使用できる最大荷重となります。
パンチの耐圧刻印
ダイの耐圧刻印