【2.金型属性】 |
下記表のように、金型各部の仕様を使い分けないと、片伸び値の差が発生しますので、ブランク材の展開作成時や、曲げ作業のバックゲージ寸法の計算時には、使用する金型各部の仕様により片伸び値を使い分けて作業する必要があります。
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パンチ先端R |
ダイV幅 |
ダイ肩R |
ダイ角度 |
0.2R/1.5R |
6/10 、10/14 |
0.4R/1.5R |
30°/88° |
SPCC |
1.2t V6 |
0.12mm |
0.13mm |
0.02mm |
0.03mm |
1.2 V10 |
0.12mm |
0.03mm |
0.05mm |
2.0t V10 |
0.08mm |
0.13mm |
0.01mm |
0.02mm |
2.0t V14 |
0.09mm |
0.02mm |
0.05mm |
SUS |
1.2t V6 |
0.04mm |
0.21mm |
0.03mm |
0.07mm |
1.2 V10 |
0.07mm |
0.03mm |
0.06mm |
2.0t V10 |
0.02mm |
0.21mm |
0.03mm |
0.06mm |
2.0t V14 |
0.05mm |
0.05mm |
0.07mm |
AL |
1.2t V6 |
0.07mm |
0.02mm |
0.01mm |
0.01mm |
1.2 V10 |
0.09mm |
0.00mm |
0.01mm |
2.0t V10 |
0.02mm |
0.02mm |
0.00mm |
0.01mm |
2.0t V14 |
0.04mm |
0.00mm |
0.01mm |
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【3.機械属性】 |
片伸び値は、金型取り付け時の芯ずれにも影響されます。
金型取り付け時の芯ずれは、金型そのものの座屈や、機械本体関係の芯ずれによって発生します。
日常の作業においては、金型耐圧、機械本体の耐圧を必ず厳守する事が重要です。
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【4.金型高さの検討】 |
選択した金型を機械にセッティングする場合、ダイホルダーを含めた金型高さの検討が必要になります。
金型高さが高すぎると機械にセッティングできなくなる場合や、セッティングできても刃間距離が短すぎて曲げたワークが手前に抜き取れなくなり、著しく作業性が悪化します。
又、逆に金型高さが低すぎると機械ストロークが不足し、曲げ加工そのものが行えなくなってしまいます。
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【5.材料属性】 |
下記表のように、材料属性は、伸びしろに大きな影響を与えますのでしっかりした管理が必要です。
材料属性 |
板厚 |
材料定数 |
公称板厚と実板厚平均値との差 |
0〜4% |
材質の影響 |
定数変動幅50% |
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