- ベンディング金型 加工情報
- 金型の使い方・選定 鋭角曲げとヘミング曲げ
■ 金型の使い方・選定 鋭角曲げとヘミング曲げ
■ ヘミング曲げ
●用途:製品の縁をとることで、@安全性を得る A補強になる B見栄えをよくする などがあります。
●特徴
- 前工程の鋭角曲げと、後工程のつぶし曲げによって製品となる。
- 大きな加圧力を必要とする。
- 金型タイプは、金型交換タイプと金型交換不要のダブルデッキタイプがある。
■ ヘミング曲げ金型
@金型交換タイプ
金型構造 | 特 徴 |
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2工程タイプ | 前工程と後工程用の2つの金型を交換し成形する。 板厚(t):2.0mm 〜3.2mm までの厚板に適している。 |
Aダブルデッキヘミングダイ
金型構造 | 特 徴 |
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ダブルデッキタイプ | 第1工程(鋭角曲げ)から第2工程(つぶし曲げ)を行なうとき、金型交換をしないため生産の流れが停滞しない。
金型交換不要のため省力化タイプである。 鋭角曲げからつぶし曲げへ移行する際デプス調整が必要となります。 |
■ 鋭角曲げにおける板厚別適用金型一覧表
板厚 (mm) | 0.4〜2.0 | 2.3〜3.2 | 4.0〜5.0 |
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パンチ先端角度 | 30° | 30° | 45° |
適用パンチ | No.210 | No.210 | No.215(先端3mmのフラット) |
ダイV溝角度 | 30° | 30° | 45° |
適用ダイ | No.337 | No.340 No.341 |
No.342 No.343 |
■ ヘミング金型組み合わせ
第1工程 鋭角曲げ
板厚 |
@0.4 〜 2.0mm | A2.3 〜 3.2mm | B4.0〜5.0mm | C0.4 〜 2.3mm |
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イメージ |
第2工程 ヘミング曲げ
板厚 |
D 0.4 〜 2.0mm | E 0.4 〜 3.2mm | F 0.4〜3.2mm | G 0.4 〜 3.2mm |
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注1:板厚2.0mm以上の第二工程(ヘミング)には、No.105スライダーヘミングダイを使用してください。
注2:下記の板厚以上の第二工程(ヘミング)では、中間板を取り外しヘビースペーサーを使用してください。
- (1) SPC-C 4.5t 以上
- (2) SUS-304 2.5t 以上
注3:つぶし部に立ち上がりフランジのある第二工程用(ヘミング)のパンチは
EのようにNo.220を使用してください
注4:ご使用の機械によっては、刃間距離調整用にダイブロック(No.55)が必要となります。